top of page


大山を「歩く」──静かな斜面と歩くスキーの時間
雪解けの沢と、歩くスキーの時間 天気は曇り時々雨。 空は暗く、分厚い雲が低く垂れ込めている。 時折、雨や雪が混じる、いかにも大山らしい一日だ。 久しぶりに香取から歩いて大山へ向かった。 目的地は中の原。 大山国際スキー場を横切りながら、 歩くスキーでゆっくり高度を上げていく。 昨日までの陽気はどこへやら、 歩くほどに気温は下がり、 最初は雨だったものが、 いつの間にか雪へと変わった。 今日の装備は、 ブルーモリスの細板ステップソールとT4。 「滑るため」よりも 「歩くため」に選んだ組み合わせだ。 歩くスキーは、 スキー場の中にあっても 決してゲレンデだけに縛られない自由さがある。 国際スキー場の下部ゲレンデを覗く。 9号リフトは稼働しているが、 6号リフトは止まったまま。 ゲレンデに人影はなく、 無人のリフトだけが淡々と動いている。 ロッジへ進むと、 緩斜面のリフトは稼働していないどころか、 ゲレンデ自体が閉鎖されていた。 国際と下の原をつないでいた連絡通路も閉鎖。 移動は県道のみとなる。 スキーヤーやボーダーにとっては辛い状況だが、 歩くスキー
ふなっきぃ
2月16日






不自由を愉しむ―桝水の雪とブルーモリスの細板と
今年最後の寒波で 1月も終わりを迎え、気温は低いものの雪には少しずつ重みが加わってきた。 今日向かったのは、大山の麓、桝水高原。 あいにく圧雪車が故障中とのことで、ゲレンデは手付かずの自然雪のまま。しかし、今日の相棒を考えれば、むしろそれは望むところだった。 足元を固めるのは、 ブルーモリスの細板に、スカルパのT4 。 現代の太いファットスキーや硬いブーツに比べれば、お世辞にも「扱いやすい」とは言えない、いわば“貧弱な道具”だ。 不安定な斜面。 少し油断すれば雪に足を取られる。 時折、最新のカービングスキーやスノーボーダーたちが、鮮やかなシュプールを描いて私を追い越していく。 けれど、それでいい。 いや、それがいいのだ。 雪面のわずかな変化を足裏で感じ取り、膝を送り、一歩一歩慎重に、そしてゆっくりと。 道具の性能に頼り切るのではなく、自分の技術と、雪との対話だけで滑り降りる。 思い通りにいかない斜面を攻略したあとの満足感は、何物にも代えがたい。 昔を懐かしみながら過ごす、この「不自由で豊かな時間」こそが贅沢なのだと感じる。 ノンストップで1時間。
ふなっきぃ
2月5日




bottom of page




